クロの読書録

読書と散歩、ときどき資産運用

高配当株投資はじめました 〜どきどきなので少額から〜

 

こんにちは〜

 

最近も、ぼちぼち本は読んでいるのですが、

ちょっとお金の本に偏りがちです。

 

2年ほど前から毎月少しずつインデックスファンドの積立投資をしていましたが、

最近、ちょっと高配当株の投資に興味が出てきました。

 

資産の最大化も気になりますが、

キャッシュフローの改善も図りたい・・・

 

と、いうことで、

少額で高配当の個別株投資を初めてみました。

 

実際にやってみると、自然と本を読んだり勉強するようになるし、

知的好奇心が満たされて楽しいです。

 

始めたばっかりの初心表明も兼ねて、現状の考え方を書いてみたいと思います。

 

それでは、つらつらと。

 

 

 

高配当株で参考にしている動画 〜両学長 リベラルアーツ大学〜

 

最近、家事や通勤の合間にはイヤホンをしてビジネス系や投資系のユーチューバー動画を聞いています。

 

いままで、うん十年間お金や投資のことは、あまり意識してこなかったのですが、勉強しだすと楽しいですね。

新しい知識が増えていく実感があって、知識欲がびんびんに満たされます。

 

そのなかでも、両学長のYouTubeがとても楽しい。毎日見て(聞いて)います。

マッチョライオンがアイコンの、お金の勉強ができるチャンネルです。

画面的にはマインドマップが流れるだけの、映像的に楽しいYouTubeではありませんが、お金に関しての情報量が半端ではありません。

 

お金に関わる5つの力(貯める、稼ぐ、増やす、守る、使う)について、わかりやすく解説してくれます。

 

高配当投資についても、とてもマニアックなところまで解説されています。

毎月、日本株の高配当ランキングをアップしたり、おすすめの米国高配当ETF(上場投資信託)を紹介したりと、とても充実した内容です。

 

おすすめの銘柄紹介だけではなく、考え方を解説してくれるのが、とてもよいところ。

 

改めてインデックス投資の理論的な強さも確認できましたが、

両学長のYouTubeを見ているうちに、

こつこつ高配当株を買っていって、毎月のキャッシュフローが改善されている実感も欲しくなってきました。

 


第141回 【断言】これを知らずにお金持ちになるのは無理。豊かなお金持ちが極めている5つの力【お金の勉強 初級編】

 

 

参考にしているブロガー こびと株さん

 

両学長のYouTubeと提携しているブロガーさんです。

毎月の高配当ランキングの元ネタは、こびと株さんが作っているみたいです。

 

上場企業の現役経理部員みたいで、企業の財務分析がとっても詳しい。

3人くらいで記事を書いているようで、毎日、お金や投資の知識をアップしているのが凄いです。

 

日本株に関しては、毎月の高配当ランキング【超実践的】高配当ポートフォリオを安定的にメンテナンスする方法の記事を参考にさせてもらっています。

 

企業分析を、自分で1からやろうとしても、ちんぷんかんぷんでしたが、丁寧に解説されているので、少しずつわかってきて楽しいです。

 

今のところは、両学長やこびと株さんのやり方を真似て、

長期保有で配当金をもらうことを目的として、個別株を買っていこうと思います。

売るのを考えなくてよいので、精神的にもありがたい。

 

配当が高めで、財務が健全な企業を選んで、こつこつ買っていきます。

 

SBIネオモバイル証券を開設

 

少額から少しずつ株を買いたいので、SBIネオモバイル証券に口座を開設してみました。

 

SBIネオモバイル証券では、日本で上場している株を1株から買うことができます。

 

普通は日本株は、100株からしか買うことができないので、少なくとも1つの株式を買おうとすると数十万円の元手が必要なのですが、

SBIネオモバイル証券なら、1株から買うことができます。

 

月額50万円までの取引なら、月220円の手数料で何回でも取引ができて、

Tポイントが月200円分入るので、実質は毎月20円の消費税分で取引が可能です。

 

 

ちょっとずつ初めてみる

 

今までは積立でインデックス投資だけやっていたので、

アクティブ運用は初めての経験になります。

 

とりあえず、個別株で使う金額は、

インデックス投資で積み立てた金額の10分の1の範囲、

と自分の中で決めて始めることにしました。

 

少しずつ、勉強と実践をしつつ、

債券などとのバランスを考えながら、

個別株にどのくらいの額をかけるか考えていこうと思います。

 

 

投資について、全く知識がないのに始めるのは怖いですが、

ずーっと勉強だけしているのも、意味がないなと思います。

 

SBIネオモバイル証券で1株から売買できるのは、本当に便利ですね。

 

致死にならないように、びびりながらも、一歩一歩進んで行きたいと思います。

 

さいごに

 

2年ほど家計簿をつけて、インデックス投資を続けてきました。

 

毎週末、家計簿をつけるのと、インデックス投資の積立額の推移を眺めるのが趣味になっています。

 

最近、物足りなくなってきていたのですが、

個別株はたくさんあって、たくさんの情報に触れられるので、

趣味としては、とても楽しいものになりそうで、わくわくしています。

 

致死にならないように、少しずつ、

パートナーにも相談しながら、

10年、20年と長く付き合えるように、

のんびりやっていこうと思います。

 

以上、初心表明演説でした。

 

 

【感想】出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと

 

おはようございます。

まだまだ暑い日が続きますね。

 

 

突然ですが、本屋が好きです。

 

横浜や池袋などの大きな駅に行くときには、何箇所かはしごするのが楽しいです。

 

昔、地方に住んでいるときには、休みの日はイオンに行くことが多く、郊外のイオンにはだいたいヴィレッジヴァンガードが入っていました。

怪しい雑貨店のような雰囲気の本屋さんです。

 

店の奥にある書籍コーナーには、他の本屋と一味違った個性的なラインナップの本達が並んでいます。

少しアンダーグラウンドな本や、きれいな写真集なども並んでいて、書棚を眺めるだけでワクワクしたのを覚えています。

 

今回読んだ本、「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」(タイトル長いです(^_^;))

は、元ヴィレッジヴァンガードの店長が書いた、実話を元にした本になります。

 

図書館でジャケット借りしたのですが、

予想に反して、著者の魂のこもった良書でした。

 

  • 本が好きな人
  • ヴィレッジヴァンガードの本を見ていたら30分以上経っていたことがある人
  • 人に本を勧めてほしい人、本を勧めたい人
  • 出会い系サイトの実態を垣間見たい人

 

には、とってもオススメの本になります。

 

 

それでは、感想をつらつらと。

 

 

 

「であすす」 著者はどんな人?

 

著者は花田菜々子さん。

 

1979年生まれの書店員さんです。

 

ヴィレッジヴァンガード」に12年努めた後、

二子玉川蔦屋家電」「パン屋の本屋」を経て、現在は「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」で店長をしているようです。

 

「であすす」では、ヴィレッジヴァンガードを辞める前の1年間について書かれています。

 

夢中で憧れて突き進んだヴィレッジヴァンガードが、自分の思い描いていた店ではなくなっていく失望感と、

夫との別居をキッカケに何か新しいことをやりたいと思い、

Xという出会い系サイトで知らない人と会って本を勧めることを始めます。

 

「であすす」 感想

 

花田さんは夫との別居をキッカケに何か新しいことをやりたいと思い立ちます。

 

そんなとき、「知らない人と30分だけあって話してみる」ことができる、Xという出会い系サイトを見つけ、知らない人に本を勧めることをやってみようと一歩を踏み出します。

 

飛び込んで見ると、エロ目的の人や虚言癖な人など、辟易とする出会いもあったものの、

かわいい女子や、やさしい女性のコーチング、意識の高いフリーランスなど、魅力的で様々な人との関わりが生まれてきます。

 

初めての人と会って、その人に会う本を勧めるのは難しく、四苦八苦しながらも続けていくうちに、花田さんがどんどん変化していくのがわかります。

 

初対面の人とコミュニケーションをたくさん取ることで、

4対4の合コンでは無敵になったり、 

出会い系サイト以外でも、素敵だなと思う人と話しかけられるようになったり、

昔から憧れていた書店の店長と会いにいったり、

と、花田さん自身がどんどんレベルアップして、魅力を増して行きます。

 

出会う人々も魅力的な人がたくさんいて、さながら都会の街で魑魅魍魎と出会いながら成長していく冒険小説のようでした。

 

少しの成長体験を積み上げていくことで、

全く別の景色が見られるようになった花田さん。

行動することの大切さを感じました。

 

「であすす」出てくる本も魅力的

 

さすがにヴィレッジバンガードの店長ということもあり、

花田さんが人に紹介する本が面白そうで、読んでみたくなります。

 

物語の終盤、

花田さんは他2人の本好きと一緒に、

来てくれた人に合いそうな本を紹介するというオフラインイベントを主催します。

1人の人に対して3人が寄ってたかって本を紹介する、とても面白そうなイベントです。

同じ人へのプレゼンでも、3人が勧める本がそれぞれに違っていて面白いです。

 

メジャーどころとはちょっと外れていて、さすがヴィレッジバンガード出身って感じです。

読んだことがあるのは沢木耕太郎深夜特急くらいで、未読本ばかりでした。

 

巻末に作中で紹介した本一覧をメモしたので、これを今後の読書の参考にするのも楽しそうです。

 

さいごに

 

なんとはなしに図書館で借りた本でしたが、

予想以上に面白く、夢中で読んでしまいました。

 

書店員さんの実話を元にしたお話で感動さえ覚えます。

 

少し前に碧野圭さんの小説「書店ガール」シリーズを読んでいて、

そこで紹介される本を繋げて読んでいくのが楽しかったのですが、

 

今回の「であすす」は「書店ガール」とは、

またちょっと違うジャンルの本を勧めてくれたので、

今後の読書がより楽しくなりそうです。

 

それでは、今日はこのへんで。

 

 

テニスの楽しさについて書いてみる 〜おすすめマンガを添えて〜

 

おはようございます。

 

体を動かすのって楽しいですよね。 

 

私は、毎週土曜日の午後はスクールでテニスをしています。

体を動かすのは気持ちいいし、友達もできるし、テニスはとても楽しいスポーツです。

 

なんだかんだで、思い返してみると、高校生の時に始めてから、20年くらい経ちました。

 

今日は、そんな一生楽しめるスポーツ、テニスについて書いてみようと思います。

 

テニスに興味があるけど迷っているひと、

何か体を動かしたいひとは、

是非、始めてみてください。

 

楽しいですよ。

 

 

 

私のテニス歴

 

中学・高校は部活テニスに打ち込む

 

中学生の時に軟式テニスを3年間。

高校生の時に硬式テニスを3年間。

 

中学生から高校生のときは、部活ばっかりやっていました。

休日はもちろん、ときにはお正月まで練習する打ち込みっぷり。

仲間とともに、汗を流していました。

 

そのおかげもあって、市の大会では、高校2年生の時に、シングルスで1度だけ優勝したことがあります。

 

北海道の片田舎出身なので、競争相手があまり多くなかったというのもあると思います。

 

全道大会(県大会の北海道版です)では、競技人口の多い札幌勢が強くて、団体やダブルスでのベスト16が最高成績でした。

 

成績はともかくとして、部活に全力で打ち込んだ、充実した学生生活でした。

 

あのころは苦手だと思っていた試合の緊張感も、振り返ると、もう一度あのヒリヒリする思いを味わってみたいと思う、よい思い出です。

 

燃え尽き症候群による10年の空白時間

 

大学ではテニス部に入ることはありませんでした。

 

高校生までに、一生懸命部活を頑張ったので、反動で大学ではほとんど運動をしませんでした。

 

本を読み、酒を飲み、研究室に入り浸る。

 

それはそれで充実した日々でしたが、今思えば、もう少し体を動かしたほうがよかったかもしれません。

 

社会人になりテニスを再開 とても楽しい

 

テニスを再開したきっかけは、 転勤でした。

就職して6年目。

岡山県から宮城県の仙台に引っ越すことになりました。

 

仙台の職場は残業も少なく、空いた時間になにか新しいことがしたかったので、

パートナーを誘って、テニススクールに入ってみることにしました。

 

10年ぶりに再開したテニスはとても楽しい。

運動して汗をかくのが、とても気持ちよかったです。

 

学生時代は部活だけだったので、テニススクールでコーチに教わるのも新鮮でした。

高校生のときには苦手だったバックハンドストロークやボレーも、だんだんとできるようになりました。

テニスを再開して8年くらい経ちますが、高校生の頃より上手になった実感があります。

 

テニスは全くの初めてだったパートナーも、テニスにハマっていきました。

自分だけ楽しむのは気が引けたので、ハマってくれてなによりです。

 

テニスの良いところ

 

ちょうどよい運動強度

 

テニスの良いところは、ハードすぎず、末長く楽しめるところだと思います。

 

私はジョギングも嫌いではないですが、走っているうちに少し飽きてしまいます。

テニスは夢中でボールを追いかけているうちに、自然と運動になります。

 

友達ができる

 

テニスを通して20代から70代まで、幅広い友達ができました。

 

テニススクールに通っているうちに、だんだんと周りの人と話すようになり、友達が増えていきました。

 

スクール外で皆でコートを借りてテニスしたり、飲みに行ったり、交遊の幅が広がります。

働いていると、仕事以外の人間関係って希薄になりがちなので、仕事以外の友達が増えるのは楽しいです。

飲みに行って話していると、自分の分野とは違う業界の話が聞けたり、普通に話していたらどこぞの会社の社長さんだったりして、びっくりします。

 

以前、20代〜50代のテニス友達8人くらいで、熱海に1泊テニス合宿に行きました。

昼にテニスをして、夜はバーベキュー、みんなでコテージに泊まり、早朝にまたテニス。

最高です。

 

室内のテニススクールは快適

 

テニスのよさとは違うかもしれませんが、テニススクールって快適でいい感じです。

 

私が行っているテニススクールは室内なので、夏でも冬でも、雨でも快適にプレーできます。

 

真夏の炎天下に外でプレーをしたこともありますが、直射日光を浴びながらプレーするのって疲れます。

 

快適な環境でテニスをして、テニス後はサウナに入り、帰宅後にビール。

最高です。

 

しかし、テニススクールは月に1万円ほどかかるので、少し出費が大きいかもしれません。

私は、出費以上に楽しく、継続的に運動ができる環境が快適なので、納得してテニススクールに行っています。

 

もう少し出費を抑えたいときは、友達とテニスコートを借りたり、社会人サークルに入れば、それほどお金はかかりません。

 

テニスが出てくるおすすめマンガ

 

 最後に、テニスが出てくるおすすめマンガについて紹介してみます。

よいテニス小説があれば、読みたいのですが、まだ見つけることができません。

どこかにないでしょうか。

 

エースをねらえ

 

言わずと知れた名作。エースをねらえ!です。

スポ根マンガの王道。

縦ロールの「お蝶夫人」や「宗像コーチ」が出てくるやつです。

 

子供の頃、母親のマンガが家にあったので、読んだのですが、

内容は骨太で、スポーツを通して、人生を考えることのできる本です。

 

スポーツを通して、精神を鍛える。

自分のテニス人生に大きく影響を与えてくれたマンガです。

 

最後のほうには、主人公の岡ひろみが打点を変える技術を武器に世界と戦います。

今となっては当たり前の技術になった「ライジング」という技術ですが、先人たちの工夫によって技術が進化していくのも、垣間見えます。

 

昭和の時代の精神論も、令和の時代に改めて読むと新鮮です。

高尚な魂を感じます。

 

是非、お試しあれ。

 

 

 

ベイビーステップ

 

大好きなマンガ。

2017年まで週間少年マガジンで連載していました。

 

テニス歴の浅い、真面目な主人公が、分析とトレーニングを繰り返しながら、上達していきます。

 

テニスノートで対戦相手を徹底的に分析し、科学的なトレーニングで強くなっていきます。

私も主人公と同じコントロールを武器にするプレイスタイルなので、テニス理論がとても参考になります。

 

理論型の主人公とは対象的な、本能型テニスプレーヤー、なっちゃんとの恋模様も甘酸っぱくていい感じです。 

 

連載が終わったときは、寂しかったです。

 

 

 

LOVe(ラブ)

 

1999年まで週間少年サンデーで連載していた、少し前のテニス漫画です。

 

こちらは必殺技のようが出てくるドラゴンボール的テニス漫画です。

 

主人公が「イルカボール」「らっこボール」「くじらサーブ」など、多彩な必殺ワザを駆使してライバル達と戦います。

 

主人公の愛は13歳の女の子ですが、公式戦でライバルの洋平と戦うために年齢・性別を偽って男子高校へ入学します。

 

愛のお父さんが主人公のボクシング漫画「B・B」も面白いですよ。

 

“LOVe”(1) (少年サンデーコミックス)

“LOVe”(1) (少年サンデーコミックス)

 

  

さいごに

 

テニスは楽しいです。

 

テニス友達の中には60代や70代の方も多く、一生楽しめる趣味になると思います。

 

1週間に1度、無心でボールを追って汗をかくのは気持ち良いですよ。

 

これからも末永く楽しもうと思います。

 

 

 

スガシカオのラジオは曲もトークも楽しい 〜「Mercedes-Benz THE EXPERIENCE」〜

 

ラジオが好きです。

いつも散歩や通勤のお供にradikoのタイムフリーでラジオを聞いています。

 

オールナイトニッポンやJUNKなどの深夜ラジオを聞くことが多いのですが、

最近では、スガシカオのラジオが面白い。

 

今日は、スガシカオがナビゲーターをしているラジオ

Mercedes-Benz THE EXPERIENCE」について書いてみます。

 

ラジオを聞いている人の中には、

トークを聞くのが好きな人、音楽を聞くのが好きな人、

の2タイプあると思いますが、

 

スガシカオの番組は、音楽もトークもバランスよくて、

どちらも楽しめるので、オススメです。

 

それでは、つらつらと。

 

Mercedes-Benz THE EXPERIENCE」どんな番組?

 

スガシカオがナビゲーターとなって、

毎週ゲストを迎えて、音楽の話をする番組です。

 

J-WAVE(81.3FM)で、日曜日の21時から1時間。

 

ゲストが振り返りたい年代と場所を指定して、その時代・場所の音楽をテーマに選曲をして、ゲストとスガシカオが経験を交えてトークをしていきます。

 

例えば、「1989年のニューヨーク」「1997〜1998年のドイツ」「コロナ禍の東京」など、ゲストの思い入れのある時代・場所の話を聞くのが楽しいです。

 

ゲストが多彩

 

ゲストが多彩で話を聞くのが面白いです。

 

スガシカオと仲の良いミュージシャン、flumpoolの山村さん、怒髪天の増子さんはもちろん、

オリエンタルラジオの中田さん、漫画家の浦沢直樹さん、事故物件住みます芸人の松原タニシさんなど、

色々なジャンルで活躍する方がゲストに来ます。

 

スガシカオの交遊録を覗き見るのも、ファンにはたまりません。

20周年記念フェスに出ていた人もいたり、意外な人もいたりして。

 

そのうち漫画家の羽海野チカさんとか、村上春樹さんとかのビックゲストが出ないかなぁ、とこっそり期待しています。

 

曲がバラエティに富んでいてすごくいい

 

場所も日本だけではないし、最近の曲だけでもないので、懐かしい曲・知らない曲が満載で、バラエティに富んだ曲が聞けて楽しいです。

 

日本の曲なら懐かしいし、海外で暮らしていたゲストが当時聞いていた音楽を紹介してくれたときには、知らない音楽が聞けて新しい世界が広がります。

 

初期のスガシカオの曲が出てくるのもいいかんじ。

私は以前からスガシカオのファンですが、10数年前によく聞いていた曲が不意に流れたりして、当時の甘酸っぱかったり苦かったりする思い出が蘇ります。

 

まさに、番組のコンセプトである「時空を超えた空想ドライブ」に行くことができます。

 

スガシカオの話がうまい

 

スガシカオはミュージシャンですが、トークが上手です。

以前出たライブ音源を集めたベストアルバム「ALL LIVE BEST」の初回限定版では、「爆笑! 伝説のスガ シカオMC傑作集」がついてきたくらい、トークも面白いです。

 

自身のその時代の思い出を交えて、ゲストのトークを上手に引き出します。

オリエンタルラジオの中田さんがゲストの会では、中田さんのユーチューバー活動やスガシカオとの出会いの話など、音楽をあまり聞かない視聴者にも楽しく聞くことができました。

 

もちろん、ゲストに合わせてコアな音楽の話になることも多く、わかってもわからなくても楽しく聞くことができます。

 

さいごに

 

散歩や通勤、家事をしながらラジオを聞くのが、至福のひととき。

 

むしろ、ラジオを聞くために家事をしているときもあります。

 

色々ラジオを聞きますが、

芸人さんのラジオ以外で生き残っているのは、スガシカオ星野源山下達郎さんくらい。

 

皆さん、トークでも音楽でも、一本芯が通っている気がして、なんだか格好いいです。 

 

Mercedes-Benz THE EXPERIENCE」も長く続いてほしいです。

 

それでは、今日はこのへんで。

 

【感想】書籍「うつ病九段」 〜将棋のプロ棋士のリアルなうつ病体験記〜

 

こんにちはー。

暑い日が続きますね。

 

はてなブログ今週のお題は「暑すぎる」のようですが、

私は暑いとき、よく図書館に涼みに行きます。

 

図書館を一周して、借りる本を選んでいると、気づくいたら30分から1時間くらいは時間が経っているので、自然と汗が引いています。

 

 

今回読んだ「うつ病九段」も、図書館でウロウロしていたら、出会いました。

 

この本は、将棋のプロ棋士である先崎学九段が、自身のうつ病体験について記した本。

 

著者自身のリアルな体験なので、

うつ病になった時に周りから言われて嬉しかったこと、

やられて嫌だったことが書かれているのが勉強になりました。

 

うつ病について理解したい方」

「身内や周りにうつ病の方がいて、どう接したらよいか知りたい方」

には、とても参考になる本だと思います。

 

無理やり「暑すぎる」に絡めてみましたが、本を紹介する記事になります。 

 

それでは、感想をつらつらと。

 

 

 

先崎学九段のプロフィール

 

先崎学さんは将棋のプロ棋士です。

 

1987年、17歳のときにプロ入りして、

現在の段位は最高段位である9段です。

 

タイトル獲得はないですが、

一般棋戦優勝2回、順位戦ではA級在籍2期のトップ棋士のひとり。

2020年現在の順位戦ではC級1組に在籍しています。

 

先崎さんはいわゆる「羽生世代」と呼ばれる棋士のひとりです。

うつ病九段」の作中でも、後輩や先輩には敬称をつけていますが、

羽生善治さんのことは「羽生」と呼び捨て。

同世代で活躍する棋士に対しての、ライバル心や独特の距離感を感じます。

 

うつ病9段」の感想

 

先崎さんがうつ病を発症したのは、平成29年6月23日。

 

このときは「藤井フィーバー」の前で、将棋界は「不正ソフト使用疑惑」で揺れに揺れていた頃。

監修していたマンガ「3月のライオン」の映画が封切りとなったのもあり、先崎さんは原稿・イベント・取材などで忙しすぎたみたいです。

 

寝て起きても疲れがとれず、頭が重い。

転げ落ちるように症状が悪化し、 精神科医の兄の勧めもあって、平成29年7月26日に慶応大学病院精神神経科に入院します。

 

そこからは、1ヶ月の入院生活とその後1年間の闘病生活が書かれています。

まったく感情の動かない重症期と、その後の好不調を繰り返しながら進む回復期について、とてもわかり易く描かれます。

 

私自身、うつ病になる人が凄く多いこと、決して他人事でないことは感じていましたが、

うつ病が実際どんな病気家は、いまいち理解できていませんでした。

本書では作者の経験を通して、うつ病がどんな病気なのか、周りはどのようなことを考えたらいいのかが、よくわかります。

 

精神科医の兄が語る、うつ病に対する考え方が、わかりやすく、とても参考になりました。

うつ病は心ではなく脳の病気」

うつ病に対する精神科医の仕事は自殺させないこと」

「とにかく歩くこと」

「自殺をせず、寝て、歩いていれば、人の回復力によってうつ病は必ず治る」

 

うつ病の回復速度や治り方は人それぞれ違うと思いますが、

実際に重度のうつ病を発症して、回復した人の手記はとても貴重だと思います。

また、この本が治療中の回復期後期(「と信じたい」と先崎さんは書かれています)に書いているのが、すごい。

自分の遠い過去のことではなく、まだその渦中にいる時点で書いていることに、より生々しいリアルを感じます。

 

本書の最後では、先崎さんが、将棋に邁進してきた今までの人生を振り返る場面があります。

まるで、「3月のライオン」の主人公のエピソードのようで、一つのことに邁進すること、勝負に掛ける棋士という生き方に壮絶さを感じました。

 

ちょっと私のこと 〜2ヶ月ほど休職しました〜

 

私はうつ病にはなりませんでしたが、昨年仕事で行き詰まってしまい、2ヶ月ほど休職した経験があります。

4月にとても忙しい職場に異動となり、慣れない中でプレッシャーのかかる仕事で、人に頼ることもできず、押しつぶされてしまいました。

もう、そのまま働くことに行き詰まりを感じて、病院の精神科に行き、診断書を書いてもらって休職することになりました。

 

休職中は、このまま復帰できなかったらどうしよう、とぐるぐると悪いことを反芻するように考えてしまいました。

 

それでも、とりあえず、体調を整えようと思って、日中はたくさん散歩をして体を疲れさせ、夜はよく眠るようにしました。

そうしたら、だんだん体調も戻り、精神的にも少し落ち着くようになりました。

 

うつ病九段を読んだ後に思い返してみると、休職中の過ごし方としては、正しかったのかなと思います。

 

もう1年くらい経ちましたが、その時の経験は今の私の考え方に大きな影響を与えています。

自分で逃げ出すことができたので、結果としてよかったな、と今では思っています。

  

さいごに

 

私は、マンガ「3月のライオン」やライトノベルりゅうおうのおしごと!」のような、将棋を題材にした作品が大好きです。

私自身は将棋の実力はヘボいですが、将棋のニュースを見たり、将棋界の書き物を読むのは楽しい。

ひとつのことに人生を賭けた、棋士という生き方、心の強さに憧れを抱きます。 

 

りゅうおうのおしごと!」については、こちらの記事に感想を書いています。

面白いですよ。 

ninappe.hatenablog.com

 

 

今回読んだ「うつ病九段」も、ちょっと違った角度から棋士の生き方が見えてくる読み物として、楽しく読むことができました。

 

うつ病を理解したい方、うつ病の患者さんへの接し方を知りたい方にはもちろんオススメですが、将棋が好きな方にも勧めたい一冊です。

 

先崎さんは何冊も本を出しているようなので、これからも追いかけてみたいと思います。 

 

 

うつ病九段 (文春e-book)

うつ病九段 (文春e-book)

 

 

 

おしまい

天気が怪しいときのお散歩方法

 

こんにちは。

 

今日は楽しい日曜日。

私は仕事のない休日のほうが、平日よりも早起きしちゃいます。

そのほうが休日を長くできるので、楽しいです。

 

今日も早起きして、涼しい午前中のうちにお散歩しようと思ったのですが、

天気予報を見ると、なんだか天気があやしい。

 

どうしようか悩みつつも、お散歩してきました。

結論からいうと、雨の隙間を縫って、ほとんど濡れずにお散歩ができました。

 

なんだか、凄く達成感があったので、記事を書いてみようと思います。

 

記事のフリをした、楽しい日曜日の日記であります。

 

それではつらつらと。

 

本日朝の天気予報

 

詳しく天気予報が見たいときは、テレビでNHKのデータ放送を見ています。

雨雲レーダーや、1時間毎の天気や降水量が見られるので、結構便利。

 

たぶん今なら、スマホで詳しい天気を見られるアプリがたくさん出ているのだと思いますが、

私はまだ、しっくり来るものに出会っていません。

おいおい、探したい。

 

閑話休題

8時頃にNHKの1時間天気を確認すると、

午後からは雨のようですが、午前中はだいたい曇りの予想。

ですが、ピンポイントで9時頃に雨が降る予報が出ています。

 

今から出かけてしまうと、雨に当たりそうですが、

10時から12時は雨の予想にはなっていないので、

一瞬降るだけで、後は大丈夫そう。

 

ということで、お散歩に出かけることにしました。

 

散歩の際の持ち物 ←ここ大事!

 

散歩をする際は、できるだけ持ち物を少なくしたいものです。

手には何も持たずに、腕をふって、ひたすらに歩きたい。

 

だけど、汗をかいたら、なにか飲み物を飲んだりしないといけない。

 

今回は雨の心配もあったので、少し考えて以下のものを持つことにしました。

スマホ

・家の鍵

・通勤で使う地下鉄の定期券

 

最近はだいたいのところで、キャッシュレス決済が使えるので、便利になりました。

スマホを持っていれば、コンビニでも、自販機でも、スーパーでも飲み物が買えます。

 

散歩の時間はドラクエウォークのレベル上げ時間と同義なので、スマホは欠かせません。

スマホがあれば、キャッシュレス決済可能なので、小銭を持つ必要がありません。

ほんとうに便利な世の中になったなぁと思います。

 

そして、今日のポイントは定期券。

本日の作戦名は、「地下鉄の沿線沿いに散歩をして、雨が降ったら、地下鉄に避難しよう大作戦」。

 

その名の通りの作戦です。

説明は要りませんね。

 

雨に濡れずにお散歩できました

 

8時半に散歩をスタート、地下鉄の駅へ向かいます。

小雨を避けられるように、キャップを被って出発です。

 

そこから、地下鉄に向かい、沿線沿いに散歩していきます。

 

駅間の距離はだいたい徒歩で10〜15分。

天気に異変を感じたら、すぐに最寄り駅に逃げ込むことができます。

 

沿線沿いに歩いていくと、なんだか前方が暗くなってきました。

だいたい30分くらい歩いたときに、いよいよポツポツと雨が降ってきました。

 

1分前に地下鉄の駅を通ったところなので、引き返して駅に逃げ込みます。

駅について、しばらくふると、サーと聞こえるくらいの雨になりました。

 

避難成功です。

タイミング、完璧です。

そこはかとない、充実感を感じます。

 

そこから一駅分、地下鉄に乗ると、割と大きな基幹駅がありました。

 

商業ビル2つと駅ビルの間に、屋根付きの通路があるので、

そこをうろうろするだけで、ウォーキングしながら時間を潰せます。

 

時間は朝9時30分。

商業ビルに入っているテナントが開くのは10時からなので、人の行き来もまばらで、ウォーキングし放題。

 

気持ちよいです。

 

10時頃までうろうろしていると、雨が止んできました。

再度、地下鉄に乗って、家の最寄り駅まで行くと、すっかり雨雲もなくなっています。

 

そこから、公園を経由して、お散歩を満喫しつつ、

雨に濡れずに、家まで帰ることができました。

 

さいごに

 

ちょっとしたことですが、自分の想定通りにコトが進んだときには、充実感を感じます。

 

お散歩のあとは、帰宅してから、昼ごはんを兼ねつつ、平日用のお弁当の作り置きを作りました。

 

昼ごはんを食べて、シャワーを浴びてすっきりして、

のんびりした気持ちで、これを書いています。

 

朝から色々やったのに、まだ時間は午後の2時。

まだまだたくさん時間があるので、ごろごろ本でも読んでから、

夕飯用にキッチンドリンカーを始めようと思います。

 

なに、この充実感。

幸せを感じます。

 

おしまい。

 

 

「りゅうおうのおしごと!」 〜熱く血がたぎる将棋ライトノベル〜

 

今週のお題「暑すぎる」。

私がそれを見て思い出したのは将棋を題材にした、「熱すぎる」ライトノベルりゅうおうのおしごと!」です。

漢字違いだけどいいよね?

 

 

最近、将棋の藤井聡太さんが大活躍ですね。

 

2020年8月20日、王位を奪取して、

棋聖と合わせて2冠となり、最年少で8段に昇格しました。

 

私の将棋の腕前自体は、昔祖父とやっていたくらいでヘボなのですが、将棋ニュースを見るのは大好きです。

 

将棋って、専門用語の名前とか格好良いですよね。

戦型の内容は、少ししかわかっていませんが、

「相矢倉」とか、「藤井システム」とか、「一手損角換わり」とか、

必殺ワザみたいで格好いいなぁって思っています。

 

とにかく将棋の世界に生きる人達が「熱すぎる」ため、手に汗握る、熱いラノベです。

 

ラノベってだけで、少し敬遠してしまう自分もいたのですが、「りゅうおうのおしごと!」は、ラノベ読んだことがない人にも是非お勧めしたいです。

内容が、ただただ熱く、面白いですよ。

 

それでは、ぽちぽちと。

 

りゅうおうのおしごと!」に出会ったキッカケ

 

私が将棋界により興味を持つようになった最初のキッカケは、マンガの「3月のライオン」。

主人公がプロ棋士の高校生で将棋界のことが詳しく書かれています。

内容を監修しているプロ棋士先崎学さん(9段)のコラムが結構面白い。

本物のプロ棋士目線で、マンガで描かれる世界観が補足されるので、ただのフィクションではない深みを感じます。

マンガは借りて読むことが多いのですが、「3月のライオン」だけは、新刊が出るたびに買って読んでいます。

 

私の経験上、マンガよりも小説で読むと、知らない世界のより詳細でマニアックな解説が描かれていることが多いと思います。

例えば、自転車レースの世界では、

マンガの「シャカリキ!」「弱虫ペダル」を読んだ後に、小説の「サクリファイス」を読むと、

より自転車レースのことがわかって楽しい、みたいな。

 

より将棋ウォッチを楽しむために、将棋を題材にした小説はないかなぁと、探していました。

そう思って 図書館をぶらぶらしていた時に、「りゅうおうのおしごと!」と出会いました。

 

りゅうおうのおしごと!」どんなお話?

 

りゅうおうのおしごと!」は2020年8月現在、13巻まで刊行されているライトノベルです。

私は、現在10巻まで読んでいるところ。

すぐに最新巻まで読みたい思いと、のんびり楽しみを引き伸ばしたい思いで葛藤しています。

その読みやすさから手に入れてしまうと1日で読み終わってしまうんですよね。

 

主人公の九頭竜八一は16歳にして、棋界の2大タイトルのひとつ「竜王」を奪取した天才ですが、スランプに陥り、公式戦11連敗中。

そんななか、1人の女子小学生「雛鶴あい」が自宅に訪ねてきて、弟子入りを志願します。

はじめは弟子をとる気などなかった八一でしたが、あいの飛び抜けた才能を感じ、そのまま内弟子にすることを決めます。

 

物語は巻が進むごとに、八一の竜王防衛戦や順位戦、あいが女流棋士になるための戦いなどが描かれていきます。

魅力的なキャラクターがたくさん登場し、それぞれが一生懸命戦っています。

八一の師匠や、女流棋士を目指すその娘。

八一の年下の姉弟子。

あいと切磋琢磨する小学生の棋士や仲間たち。

様々な棋戦で八一と対戦するライバルたち。

 

プロ棋士女流棋士になるための熾烈なライバル争いや、解説や普及の仕事など、将棋ファン以外は全く知らない、独特で魅力的な将棋界の姿が描かれています。

 

りゅうおうのおしごと!」なにが面白い? 

勝負の世界に生きる熱い戦い

 

私が感じる「りゅうおうのおしごと!」の一番の魅力は、勝負の世界に生きる人達の熱さを感じることです。

ライトノベルなので、文章自体は凄く読みやすいですが、内容は濃厚で、作中に人たちが持っている苦しいまでの情熱が伝わります。

将棋に人生のすべてを賭ける。

それだけで、漫然と生きている一般人とは密度が違います。

壁にぶち当たったときの絶望感や、追い詰められた後に壁をぶち破る成長がドラマチックです。

 

作者の将棋への熱い思いが伝わります。

作者の白鳥士郎さんは熱心な将棋ファン。

ときどき観戦記者も務めるみたいです。

情熱を感じます。

 

将棋界の独特の世界がわかるようになる

 

りゅうおうのおしごと!」を読んで、面白かったのは、将棋界の様々な独特の慣習・ルールがわかるようになること。

歴史も長いからか独特のルールが多く、新しい知識が入ってきて、知識欲がビンビンに満たされます。

 

タイトル戦

 

将棋のタイトル戦っていくつあるか知っていますか? 

2020年現在の公式選タイトルは8つ。

竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖の8つ。

りゅうおうのおしごと!」を読む前は、名人が格が高いのはなんとなく知っていたのですが、竜王も名人と同格のタイトルなのを知りました。

竜王と名人はその歴史から、他のタイトルとは別格のようです。

未だに竜王と名人のどちらが位が高いのかは、少し調べてみましたが、はっきりとわかりませんでした。

 

それぞれのタイトルで、挑戦者の決め方も様々です。

よく聞くA級、B級、C級は名人戦のリーグのことでした。

1年をかけてリーグを戦い、A級1位だけが名人に挑戦できます。

名人戦の挑戦者になるには、プロデビューしてから最短でも5年かかります。

比べて、竜王戦は短期戦。

壮絶なトーナメントに勝ち抜けば、プロデビュー1年目からでもタイトル挑戦可能です。

 

プロ棋士女流棋士

 

プロ棋士女流棋士の違いも「りゅうおうのおしごと!」を読むまでは、私はよく知りませんでした。

実際には、プロ棋士女流棋士の力には結構な差があるようです。

プロ棋士へは「奨励会」に入会して、リーグを勝ち抜き、4段に到達した場合になれるものです。

女流棋士奨励会とは別の、研修会で勝ち抜いて、B2級に昇給するとなると、女流棋士の資格を得られます。

(プロ棋士女流棋士も、他に資格を得る方法もありますが、複雑なのでここでは割愛します。)

作中の女流タイトル保持者も、奨励会に挑戦するも初段に上がることができずに、挫折しています。

それくらい、プロ棋士女流棋士って違うものなのですね。

 

2020年8月現在、現実の世界では、女性でプロ棋士になった方はまだいません。

今は奨励会の3段リーグで西山朋佳さんがプロ棋士に挑戦しています。

昨年の3段リーグでは14勝4敗の好成績を挙げたにも関わらず、より順位の高かった同じ14勝4敗の2人が4段に昇段し、西山さんは惜しくも3位で4段昇段には至りませんでした。

なにそのドラマ・・・

事実は小説より奇なりってやつですね。

 

りゅうおうのおしごと!」の作中でも、主人公の姉弟子である空銀子がプロ棋士になるべく挑戦しています。

ある意味では、プロの棋戦よりも大変な3段リーグ。

精神が追い込まれる壮絶な戦いが描かれています。

現在、私は10巻までしか読んでいないので、銀子は3段リーグに挑戦中です。

10巻では3段リーグでぼろぼろになった銀子が描かれていますが、これから続きの巻を読むのが楽しみです。

頑張れ銀子。負けるな銀子。

応援しているよ。

(現在、13巻まで発売しているので、結果は出ているとは思いますが。)

  

さいごに

 

軽い気持ちで書き始めましたが、「りゅうおうのおしごと!」の面白さや、将棋自体の面白さを伝えるには全然書き足りませんでした。

 

居飛車党と振り飛車党の永遠の戦い、コンピュータのソフトの進化による将棋の変化など、紹介した以外にも今まで知らなかった面白さがたくさん描かれています。

 

読書の面白さって、自分の知識や興味がどんどん広がっていくのが、醍醐味だと思います。

 

将棋好きの方にも、そうでない方にも、「りゅうおうのおしごと!」オススメです。 

 

それでは、今日はこれにてドロンさせていただきます(古い)。

 

 

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)