クロの読書録

読書と散歩、ときどき資産運用

【Kindle unlimited】2021年7月に読んだおすすめ本

 

現在、海外出張で中国に来ています。

TVをつけても中国語がわからないので、本を読む時間が増えています。

 

紙の本は1冊しか持ってこなかったので、

読書はもっぱら電子書籍で。

 

わたしは、Kindleの読み放題サービス Kindle unlimited を利用しています。

実用書や雑誌が結構充実していて楽しいです。

 

小説は対象作品が少ないのですが、

少ないながらも、面白い作品を探し出すのが楽しい。

 

今日は、7月に読んだ Kindle unlimited の対象の中で、面白かった本を紹介します。

 

それでは、つらつらと。

 

 

7月に読んだ本は17冊でした

 

7月に読んだのは17冊。

ちなみに6月は12冊でした。 

ninappe.hatenablog.com

 

 

やっぱりテレビを見ていないだけあって、たくさん読めましたね。

今月読んだラインナップはこんな感じ。

 

【小説】11冊

 

Kindle unlimitedの対象外(購入して読みました)

 

【実用書】5冊

  • 「バビロンの大富豪」ジョージ・S・クレイン
  • 感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた」さーたり,中山哲夫
  • 「回転寿司になれる魚図鑑」
  • 「100歳まで読書」轡田隆史

 

kindle unlimitedの対象外(Audibleの1冊無料で聴き読しました)

  • 「嫌われる勇気」岸見一郎, 古賀 史健

 

【エッセイ】1冊

 

 

最近は、読書メーターTwitterで評判のよい本をピックアップしておいて、

その中から本を選んでいるので、はずれが少ないです。

 読書が充実して幸せです。

 

読んだ本すべて面白かったですが、特におすすめの本を5冊選んでみました。

  
おすすめ本5選

  

翼をください

 

実際に実在した人物をモデルにしたフィクション。

第二次世界大戦の開戦直前の、飛行機乗りと新聞記者のお話です。

 

私は戦争は大嫌いですが、

戦時に生きる人達の覚悟を決めた生き方は、とても美しいと思います。

 

著者は話題の原田マハさん。

原田さんの作品は初めて読んだのですが、

素直で読みやすい文章で、あっという間に読みきってしまいました。 

 他の作品も色々と読んでみたいと思います。

 

そういえば、わたしは今、旧満州だった場所に出張に来ているので、

満州が出てきて嬉しくなりました。

 

旅先での読書って楽しいですね。 

   

ハサミ男

 

最近、Twitterで読書アカウントを作りました。

他の人の「#名刺代わりの小説10選」を見るのがとても面白いです。

 

ハサミ男」は名刺代わりの小説10選に選んでいる人が多かったので、読んでみました。

 

うーん。面白い。

 

ミステリ好きにはたまらないのがわかります。

ネタバレ防止のため、内容は書きませんが、ミステリ好きの方には是非一読をおすすめします。

 

名作です。 

 

新釈 走れメロス 他4篇

 

森見登美彦さんが名作にインスピレーションを受けて書いた5編の短編小説です。

元は「山月記」「藪の中」「走れメロス」「桜の森の満開の下」「百物語」。 

 

そのまま元の小説をなぞっているわけではなく、

読んでインスピレーションを受けた部分を抽出して、

森見登美彦さんらしいオリジナルの小説になっています。

 

わたしは、走れメロスは読んだことありますが、

他の小説は読んだことがないので、原作を読んでみたくなりました。

 

恋人を主役にした映画を撮る「藪の中」、

成功した小説家の悩みを描く「桜の森の満開の下」が特に印象に残りました。

 

森見さんが原作に何を感じて、どんな側面を切り取ったのか、

原作を読んで楽しみたいと思います。

 

読書が読書に繋がって、どんどん沼にハマっていく感覚。

とても楽しいですね。

 

表題作の走れメロスは、

森見さんらしい腐れ大学生感満載で、ファンとしては満足の一冊です。 

 

ねじまき鳥クロニクル

 

20年ぶりに再読しました。

高校生だった頃の自分を思い出したり、

今までの半生を振り返る、印象的な読書体験になりました。

 

ぶ厚目の文庫本3冊分のなかなかのボリュームですが、

再読ということもあり、あっという間に読んでしまいました。

 

井戸の中の孤独や、作中に出てくる痛みの感覚に心が揺さぶられます。

 

再読が楽しかったので、再読のすすめとして、過去記事でも書いてみました。 

ninappe.hatenablog.com

 

嫌われる勇気

 

アドラー心理学に基づく哲学の本。

哲学の本だが、全然難しい内容ではなく、誰もが持っている対人関係の悩みに寄り添ってくれる良書。

 

わたしはこの本を読んで、

最近抱えていた対人関係の悩みに自分の中で筋道をつけることができました。

 

  • すべての悩みは対人関係に起因する。
  • 自由であることは嫌われること。
  • 承認欲求を追い求めるのは他人の人生を生きること。
  • 自分の課題と他者の課題は切り分けること。
  • 過去でも未来でもなく「いま、ここ」を真剣に生きること。

 

 色々な気づきがありました。

 

「いま、ここ」を真剣に生きることを聞いて、

羊男が「踊るんだよ」と言っていたことを思い出しました。

また「羊をめぐる冒険」を再読したくなりました。

 

この本は、Kindle unlimitedの対象外ですが、

わたしはAmazonの聴く読書サービスである「Audible」の1冊無料キャンペーンで聴き読しました。

 

この本は、対人関係に悩む若者と、アドラー心理学を修めた教授の会話で進んでいくので、聴き読しやすかったです。

 

何度読んでも新しい気づきを得られそうな内容なので、

時間を置いて再読したい1冊です。 

 

さいごに

 

1ヶ月読んだ本を振り返るのって、楽しいですね。

 

7月に最初に読んだ本は「ねじまき鳥クロニクル」だったんですが、

もっと前に読んだ気がしていて、読書が充実した1ヶ月だったことがわかって満足です。

 

来月は日本に帰国します。

成田周辺で2週間の隔離生活。

 

また読書が捗りそうです(笑)

 

それでは、また〜